空に唄えば

2003年5月4日
アヤ。俺の想いの人だ。イヤ、今はだったと
言うべきか。何人もの男を引きつけるほど
可愛く、また性格の良さも素晴らしい。

彼女とは幼稚園のガキンチョだった頃から
知っている。最初はこれと言った特別な感情は
なかったが、中学に入ってからは、やたらと
キレイになったような気がした。
俺はある時、ちょっとしたトラブルに
巻き込まれた。いい年してすすり泣く俺の前に
彼女は現れて、笑顔で慰めてくれた。

「いい奴だなぁ〜・・・!」

純粋に俺は嬉しかった。この頃から彼女を
好きになり始めていた。おの想いは緩やかに
強まっていった。

ドジにも卒業式に告ること忘れたまま俺は
進学校へ入学。その後は極々たまに
彼女とは俺の登校ルートで一緒になる事が
あるだけになってしまった。

1年の終わり頃、ふとした事で中学時代からの
腐れ縁である男から携帯のメールを見せて
もらった。だが、そこには・・・。
アヤからのメールがあったのだ。
それを見ると・・・。

「俺の事が好きだぁ!?」

俺は大興奮した。早速、俺は彼に頼んで
「近々、会いたい。」と俺が言っていたと
伝えるように頼んだ。遠まわしに見えるが、
直接的に自分の想いを相手に伝える事こそ、
筋なのだ。俺はひたすら返事を期待していた。

2年になって、もう4月の半ばになるのに。
彼女の返事がくる事はなかった。遅い!遅すぎる!
例の男にまだか、まだかと聞いても返事は
決まって、「まだ。」だった。もうこれ以上
待てないと、俺は自分から彼女へ連絡しようと
思った。忘れていた、彼女の家の電話番号は
中学時代の連絡網ですぐに分かった。
親には内緒で俺は彼女に電話をする・・・。

          続く。

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